行政書士事務所開業までの軌跡

行政書士事務所開業まで実務について勉強したことを記録しています。

個人(民間)で介護施設を開業するための施設形態とは?

介護施設を開業するためには法人格が必要ということは

前回の記事でお話ししました。

 

doi-gyoseishoshi.hatenablog.com

 

その他にも要件はたくさんありますが、

介護施設に限らず、介護保険を利用した介護サービスを始めるためには、

指定機関(都道府県や市町村)から許認可を得る必要があります。

 

 

指定事業者の許認可が必要

具体的にご説明していきます。

在宅サービスを提供したり施設サービスを提供する事業所のうち、

介護保険の適用を受けるサービスを提供する事業者のことを指定事業者といいます。

 

指定居宅介護支援事業者

在宅で支援を受ける利用者の利用計画(ケアプラン)を作成することが

おもなサービス内容です。その他にも、利用者の状況や家庭の事情などを考慮して、

その人らしい生活が送れるように、さまざまな調整を行います。

簡単に言うと、

県の指定を受けた介護支援専門員(ケアマネージャー)がいる事業所です。

介護サービスを受ける為に必要な「要介護認定」の申請代行や

居宅サービス計画書(ケアプラン)の作成を依頼する際の窓口となります。

 

よくある例としては、ケアマネージャーさんが

ケアプランの作成事業にて独立する際も、

この指定居宅介護支援事業者の指定申請をする必要があります。

 

指定居宅サービス事業者

利用者に対して直接、介護サービスを提供しているのが指定居宅サービス事業者です。

訪問介護

訪問看護

・訪問入浴介護

リハビリテーション(訪問リハビリテーション

通所介護

・通所リハビリテーション

福祉用具貸与

・居宅療養管理指導

・特定施設入居者生活介護

・短期入所生活介護

・短期入所療養介護

認知症対応型共同生活介護

の12種の事業者に分かれます。

 

簡単に言うと介護施設を運営せずに、上記のような介護サービスを行う場合に、

指定居宅サービス事業者の指定申請を受ける必要があります。

 

もっと詳しく詳細を知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

 

doi-gyoseishoshi.hatenablog.com

 

介護保険施設

介護保険施設とは、介護保険法に基づき、介護保険サービスを利用できる

公的な入居施設で、介護施設としての

特別養護老人ホーム(特養)

・介護老人保健施設老健

・介護医療院・介護療養型医療施設

の3類型があります

これら上記の施設は、社会福祉法人や医療法人が運営するため、

個人単位で介護施設を開業したいという方には当てはまりません。

結局個人(民間)で介護施設を開業するには?

ということは、個人(民間)で介護施設を開業、経営したい方は、

許認可を受ける必要がないのでしょうか?

そうではありません。

 

結局、個人(民間)で開業する場合の施設形態とは?

個人(民間)で介護サービス事業を始めるには、

指定事業者の許認可

⇒ グループホーム デイサービス 等

都道府県等の届け出

⇒ 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅

都道府県等による特定施設の指定

⇒ 介護付き有料老人ホーム

が必要です。

 

詳細は下記の記事を参考にしてください。

 

doi-gyoseishoshi.hatenablog.com

 

 

doi-gyoseishoshi.hatenablog.com

 

 

以上、次回に続く