行政書士事務所開業までの軌跡

行政書士事務所開業まで実務について勉強したことを記録しています。

宅建取得を目指すことの勧め

ここまで、自分が資格取得を目指したことによって、

毎日の生活が充実し、人生が変わりましたなど記事を書かせていただきました。

その人生を変えるきっかけとなった資格

「宅地建物取引士」いわゆる宅建のことに関して

今回は記事を書いていこうと思います。

 

 

宅建取得を目指すことの勧め

宅建(宅地建物取引士)の試験概要

宅建は言うまでもなく、毎年約20万人~30万人が受験する超大人気資格。

受験される方々は、不動産関係のお仕事に務めている方々だけではなく、

自己啓発で取得を目指している方、主婦で目指している方などなど、

たくさんいらっしゃいます。

その中でも合格するのはわずか15%前後。

難関資格に入るか入らないかのぎりぎりのラインかなと思います。

 

試験は4肢択一で、50問。

合格点は毎年32点~36点前後で相対評価の試験となります。

 

難易度のちょうどよさ

宅建は勉強しないと取れない資格となっています。

何を当たり前のことを言っているんだと思われるかもしれませんが、

生半可な勉強では取れないということです。

資格によっては1夜漬けで取れるものがあったり、

業務内容とほぼ試験内容がかぶっており、簡単に取得できるものがあります。

しかし、宅建はたとえ不動産に従事している方々でも、

勉強しなくては取得できません。

 

必要勉強時間は約300~350時間。

1日2時間勉強するとしても最低150日おおよそ5か月は必要です。

(私もこのくらいのペースで勉強し、取得することができました。

努力しないととれない。

だからこそ、取得すれば一目置かれる資格であり、

自分に自信をつける良い機会になると思います。

 

士業などの難関資格へのステップアップとしてちょうどよい

また、将来的に士業など難関資格を目指している方にとっても、

非常にいい資格といえます。その理由は2点。

・勉強する癖をつけ、習慣化することができる

⇒この習慣化が資格取得することにおいて重要です。

民法は他資格でも受験科目に入っている

⇒難関資格の行政書士司法書士等にも民法は受験科目です。

 範囲もかぶっており、民法の基礎を学ぶには宅建がちょうど良いといえます。

 

資格がないとできない業務=独占業務があることの強み

当然、ちょうどいい難易度、勉強癖をつけるためだけで、人気なのではありません。

宅地建物取引士には独占業務という宅建士にしかできない業務があります。

この独占業務はいわば医者が医療行為をするために必要な医師免許などと、

同じような専門性の資格です。

 

その内容は

・重要事項の説明

・重要事項説明書への記名・押印

・契約書(37条書面)への記名、押印

そのほかにも、事務所の従業員の5人に1人以上が

宅建士でなければならないと定められており

資格取得し、登録するだけでも価値があります。

 

だからこそ、給料アップにもつながる資格で、

私も以前勤めていた不動産会社では、

宅建の資格を取得すれば、10万円の報奨金

月々の給料3万円UP

という優遇っぷり。

会社としても是が非でも資格取得してほしいという想いが伝わります。

転職やキャリアアップにも使える万能な点がもう一つの人気の理由だと思います。

 

資格学校や予備校なんて行かなくて大丈夫。独学で合格できます。

宅建は独学で取得が十分可能です。

その根拠はSNSの発達です。

特にYouTubeでは宅建を取得するための講義が世にあふれています。

しかもすべて無料。検索すれば何かしらヒットします。

そして、このクオリティが非常に高い。正直予備校も困っていると思います。

私もYouTube動画には何度もお世話になりました。

 

市販のテキストやYouTubeでインプットし、過去問をひたすら解きまくる。

これを毎日1日2時間5か月続ければ誰でも受かります。

 

一番難しいのはこの毎日1日2時間勉強する時間を確保できるかだと思います。

だからこそ、資格試験は自分との戦いになるのではないかと思います。

 

以上、宅建取得を目指すことの勧めでした。

次回に続く

 

 

追伸:毎日たくさんの人に見ていただいており、非常に嬉しく思っております。

本当にありがとうございます。

なにか、コメントや記事にしてほしいこと、質問などがあれば、

お気軽にコメントいただければ幸いです。励みになります。

引き続きよろしくお願いします。